FT8では、下の「 Wide Graph 」を表示して運用されていることと思う。
私の現在の設定を記録しておく。
①まず、副搬送波周波数の範囲(200~2900Hz)がしっかり見える状態にする。
「 Start○○Hz 」を「 200Hz 」に。
DXpedition modeでのDX局は、200~900Hzで出てくる。
また、通常のQSOでも300~500HzのCQ局はよく見かけるので。
「 Bins/Pixel 」を「 5 」に。
「4」に上げると周波数解読範囲が2400Hzぐらいまで狭まってしまう。
私自身、混雑を避けて2500~2700Hzぐらいをよく使うし、2500Hz以上も見えている方がよいと思う。
②次に「 N Avg 」
「WSJT-X」の説明書では、
N Avg is the number of successive spectra to be averaged before updating the display.
となっているが、直訳では理解できない。お恥ずかしい。
まあ、ウォーターホール(WF)の落ちる速さの調整と簡単に考えている。
推奨通り「 2 」で使っている。
③ここからは解読に大きくは関係しない部分。
◇「 Timestamp 」
WFの左端に「00:04:00 17m」と出ている部分の表示切換。
図の中程部分は「 Left 」表示にした時で、その上側部分は「Off」にした時。
「 Off 」の方が信号が隠れないで見やすいかな。
◇「 Flatten 」
帯域全体を平坦にするとか、不均一性を自動的に補正する機能などと説明されていることが多いが、イマイチよく分からない。また、実際の受信周波数とWHの表示範囲が合っていないと上手く機能しないとも説明されている。
因みに、図の中程の薄い青の帯状になっている時が、Flatten にチェックを入れた時だ。
現在はチェックを外している。
◇「 Spec ○% 」
これはスペクトラムの表示割合の設定項目。
今は「 20% 」で使っているが、「 0% 」にしてWHだけにしてもいいと思う。
◇「 Default 」
ドロップダウンリストの中から、WFのいろいろな表示色を選ぶことができる。
私は「Default」のまま使っている。
◇「 Controls 」
WHの左上にチェックボックスがある。このチェックを外すと、これらの設定部分が隠れて、WHだけの表示になる。
④右側の スライダーつまみ 4つ
上側の2つがWHのゲインと基準点の調整つまみで、下側の2つはスペクトラムのものだ。
これを上手く調整すると、弱い信号まで浮かび上がってくるんだとか。
私はまだ触っていなくて、中央位置のまま使っている。