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播磨の酒蔵⑩ 岡田本家

久々の酒蔵シリーズです。

今回、紹介するのは兵庫県加古川市の「 岡田本家 」さん。

1874(明治7)年創業で、加古川市に唯一残る酒蔵です。

一時期、灘の 白鶴 さんに桶売りをされていましたが、2011(平成23)年から代表銘柄「 盛典(せいてん)」を親子で復活されています。

どんどん酒蔵が減っている中で、今、東播磨では勢いのある酒蔵さんですね。

酒蔵の場所は、加古川市役所の東側。

良野(よしの)という昔ながらの村の中にありますから、道は狭いし、初めて行くと迷うかもしれません。

新酒の案内が出ていますが、風で反対向きなのはご愛敬ということで。

直売所は、古い蔵の一角を再利用されています。新しく綺麗ですね。

 

今回、買った酒を紹介します

〔左〕神吉(かんき)純米吟醸 生原酒 1650円

地元の加古川市西神吉町で育てた 兵庫夢錦 で醸した純米吟醸酒です。

 

〔右〕CRA2人 純米大吟醸 生原酒 1650円

「CRA2人」は「蔵ふと」「クラフト」と読ませるようです。

ここの蔵元さんと明石の 茨木酒造(代表銘柄は来楽)さんの蔵元さんは、大学の同級生ということで、「 兵庫の酒米を使った純米大吟醸の生原酒 」を共通コンセプトとして競い合って醸した酒とのことでした。

おそらく東京農業大学醸造科学科の卒業生さんなんだろうと思います。

播磨の酒蔵さん、ここの卒業生が多いですね。

できたらそれぞれの蔵の個性を楽しんでほしいというお話だったので、1本購入しました。

 

これが、代表銘柄「 盛典 」です

 

いにしえの美酒 古酒蔵プロジェクト

人材育成会社のパソナグループが、全国10酒蔵と共同で会社を設立して、ここ 岡田本家 の蔵を借りて共同蔵置場「 日本の古酒蔵 」を2023年11月に開設されたそうです。

たまたま、その社長さん(後から分かりました)と目が合って、蔵内を見せて貰って説明までしていただきました。

現在は、日本全国43の酒蔵と契約していて、日本酒・焼酎・泡盛などを約60銘柄保管されているそうです。最低でも10年以上、寝かすのだとか。

その古酒と食事を楽しめる直営店「 青海波 古酒の舎 」が淡路島にあるそうです。

「ヴィンテージ日本酒」

180ml 3本セットで1万円前後のものがよく出るとのこと。

呑んでみたいけど、私には無理な価格帯ですね!

当然、海外市場を狙っているのでしょうけど。

 

今晩、どちらから呑もうかな。やっぱり呑み比べかな。

届いたQSLカードと最近の交信

2月に届いたQSLカードを紹介

ドイツ から12枚のQSLカードが届いたのですが、その内の1枚がこれです。

このいかにも歴史のありそうな建造物を調べてみると、リューベック という街の「 ホルステン門 」ではないかと分かりました。

リューベック は、北ドイツにあって バルト海 に面する港湾都市

ハンザ同盟 の中心地だったとかで、世界遺産になってるそうです。

そして、この「 ホルステン門 」は、15世紀中頃に造られたレンガ造りの門で、昔のドイツマルク紙幣の図柄に採用されていたのだとか。

ドイツでも有名な門のようですね。

 

次は、ルーマニア から届いた1枚。

QSLカードに「 Corvin Castle,Hunedoara,Romania 」とあるので、調べやすかったです。

フネドアラ は、ルーマニア西部の都市でした。

コービン城 は、フニャド城 とも呼ばれているとのことですが、なんと、あの ドラキュラ伯爵 が幽閉されていた城なんだとか!

勿論、「吸血鬼ドラキュラ」は、アイルランドの小説家ブラム・ストーカーによる怪奇小説ですが、ルーマニアトランシルヴァニア地方の ヴラド3世 がモデルの一人とされているそうです。

そのドラキュラ伯爵の城としては、ブラン城 の方が有名ですよね。

ルーマニアも行ってみたい国のひとつだなあ。

 

最後に、フランス から届いた1枚。

この湖畔か川べりに建つ城が分かりませんでした。

MOISSAT は、フランスのどちらかというと南部の オーヴェルニュ地方 にある街だと思います。リヨンの西側です。

どなたか知っておられたら教えてください。

 

最近の交信では

「最近」にはちょっと当てはまらないかもしれませんが、1月11日17:42(日本時間)21MHz・FT8で ガーナ を見つけました!

ラオス をコールしていると、未交信の赤色が!

それも アフリカ ガーナ だ!

すかさずコール先を切り替えて呼んでみましたが、予想通りに残念!

私に見えていたのは短時間でしたね。

こういう地域と交信してみたいです、ほんとに。

 

こちらは、カンボジア

今朝(3/8)8:16、21MHz・FT8で交信できました。

XU7GNY 局が出てきた1発目にコールできましたから、すんなりと交信成功!

カンボジア はFT8では初めてでした。うれしい1局です。

この XU7GNY 局は、ドイツの方のようです。

 

ウイークデーは夕方、休日は朝方と夕方。

短時間ですが、取り敢えずワッチは続けています。

弱小局は、ワッチとコンディション頼りですから。

ウガンダからの着信(ワン切り)

今夕、スマホを触っていた時、連絡帳に登録していない電話番号のみの着信がありました。

でも仕事関係かもしれないと思いあまり考えもせずに電話に出ると、既に切れていました。

それで、履歴を見てみたら、

なんと

ウガンダ +256-700-410921

えっ?! ウガンダ

アフリカのあのウガンダから?

なんじゃ? これ!

ウガンダ共和国は、上の地図の赤枠の位置です。

ネットで調べてみると、わんさか情報が出てきました。

ウガンダからの相当数のワン切りが届いているようですね。

+256からかかってくるほとんどの着信は、いわゆるワン切りで、電話を受ける間もなく切れてしまうようです。

この+256からの電話は、単なる間違い電話やいたずら電話ではなく、不審な国際電話の可能性が高いので、心当たりがない場合は、コールバックしないようにしましょう。
国際電話の通話料金は、相手の国によって違いますが、携帯電話発ウガンダあての通話料金は、国際電話の中でも、高額な料金が設定されている ため、特に注意が必要です。
怪しい着信履歴に一度コールバックしてしまうと、存在している番号だと記録され、いわゆるカモリストに入れられてしまい、何度も着信履歴を残されたり、怪しいフィッシングSMSが届いたりして、別の詐欺に巻き込まれる場合もあります。

ウガンダからの電話に、コールバックするメリットは何一つ無いので、心当たりがなければ、折返しの電話をするのは絶対にやめましょう。

 

私は電話に出てしまいましたが、ワン切りの方が早く、運よく繋がりませんでした。

今のところ、被害は無さそうです。

みなさんも気を付けてくださいね。

FT4DMC に登録してみた

FT8DMC のFT4版デジタルアワードが出来ているようなので登録してみました。

FT4DMC( FT4 DIGITAL MODE CLUB )です。

So on March 17th, 2023 the FT4DMC was launched.

There are currently 17 different diplomas, with more to come.

2023年3月からということで、登録者はまだそれほど多くないですね。

私は、2月7日付けで、3284番でした。

FT4デジタルアワードは、HPでは17種類となっていますが、24種類に増えています。

私は、FT4モードはあまり交信していないので、現在76局との交信。

それでも3枚のアワードを取得できました。

LONG DISTANCE AWARD

こちらと交信相手のグリッドロケーターの中心間の距離の合計によって発行されるアワードのようです。

このアワードのクラスは、

一番距離の短い「 Triton 」から、一番長い「 Neptune 」まで15。

写真のアワードは「 Triton 」「 Moon 」につぐ3番目の「 Io 」です。 

Triton 」は、海王星の衛星。

Io 」は、ガリレオが発見した木星の衛星。

 

そして、アジア圏では2枚のアワードが出来ています。

アジアの25DXCCと交信。(これ、きつい!)

もう一つは日本の10コールエリアとの交信。

 

FT8DMCと同じように、こちらの FT4DMC のデザインも良いですね!

楽しみが増えました。

JTDX Lag と Decode の設定

2021年2月14日の記事に加筆再掲します。

Lag の意味

CQ誌2月号より「FT8最新事情」という連載が始まっている。

その記事に「帯域内の全解読データ」ウインドウの上に表示してある「 Lag 」(タイムラグ)の解説があったので、漸く意味が分かった。

f:id:kasagokawahagi:20210214095734j:plain

上の画像でいうと右端の「 Lag=-0.44/6 」という部分。

記事によると、

解読終了から送信までの時間。

マイナスは利用可能な余裕時間。

プラスは送信時刻からの遅延時間。

/○は最後のピリオドの解読数。 とのこと。

上の場合なら、6データを解読して送信時刻までに0.44秒の余裕があるという意味なんだとか。納得。

しばらく「Lag」表示を見ていると、だいたい-0.4秒前後の余裕が出ていた。

遅延もたまにはあって、「+0.09/35」を見た。

 

Avg の意味

「Lag」の左隣の「 Avg 」は、理解していた通りだった。

解読したデータの「DT(時刻の差)」の平均値だ。

 

( 以下、今回の加筆部分です )

Decode 」の設定を見直しましたので、記録しておきます。

①「 FT8 threads

使用するPCのCPUに合わせます。

私のCPUは「 AMD Ryzen 5 PRO 4650G 」

2020年8月発売の6コア12スレッドですので、「12」に合わせます。

 

以下は、「 FT8 decoding 」の中の項目です。

②「 decoding cycles

デコードを何回行うかという設定ですが、Lag値がプラスにならないように選択します。Lag値は「+0.4」ぐらいまでOKとしている記事もありますね。

高スペックのCPUなら迷うことなく「3」を選ぶのですが、私の場合は「2」を選択しています。

 

③「 QSO RX freq sensibility

電波環境が良好な場合、「高」にするとデコード率が上がるそうです。

ただ、ノイズが多い場合などは偽デコードが増えるらしいので、「Medium」で使っています。

 

④「 decoder sensibility

デコード数に影響しますので、高スペックのCPUなら「use subpass」ですが、私のCPUは3年以上前のものなので「use low thresholds(低いしきい値を使用する)」を選択しています。

「minimum」が、最もCPUパワーを必要としませんが、効果は薄いとされています。

 

⑤「 early start of decoder

デコードを早めに開始してくれるので、Lag値が下がります。

ある程度のCPUパワーがある場合、「on」の方がよいとされています。

 

⑥「 wideBand DX Call search

これにチェックを入れると、「DX Call」ボックスにお目当ての局を設定している場合にその局を優先的に探す効果を発揮してくれるのだとか。

私は「DX Call」ボックスをほぼ使わないので要らない機能ですが、CPUへの負荷はほとんど無いということなので、「on」にしています。

 

やっぱり、FT8もCPUパワーなのかな。

JTDXは、CPUのスレッドでワイドグラフの範囲を分割担当してデコードしているそうなので、スレッド数が多い方が効果的なんだとか。

私はAMD派なので、次は 12コア24スレッド の Ryzen 9 か!

でもまだまだ高すぎる!

パソコンも無線も金喰い虫だぁ。