8/22(木)、暑い中、姫路市にある 書寫山圓教寺(しょしゃざん・えんぎょうじ)に行って来ました。
盆休みは、初盆であったことや暑すぎるが故にエアコンの中に籠もっていましたので、足腰が鈍ってしまいました。秋のお出かけの準備運動をしないといけないなあと思い、汗をかきながら登ってきました。
書寫山圓教寺について
天台宗三大道場 のひとつとされ、「 西の比叡山 」と称されています。
因みに三大道場とは、延暦寺とここ圓教寺、そして鳥取県の大山寺をいうそうです。
康保3(966)年、性空上人の創建。本尊は如意輪観世音菩薩。
伽藍を巡ってみよう
若いときに歩いて登ったことがありますが、今回は当然のことながらロープウェイを利用。標高が371mありますからね、歩いたら熱中症まちがいなしです。
上図の右下隅、ロープウェイ山上駅からしばらく歩くと、まずは 仁王門。
これより先が圓教寺境内となります。
続いて「 摩尼殿 」。岩山を背にした舞台造りの建物。
如意輪観世音菩薩 が安置されていて、圓教寺に於ける観音信仰の中心となるお堂で、西国三十三所観音霊場の第二七番札所になっています。
圓教寺の核心部分「三之堂」へ向かいましょう
このコの字形に並ぶ3つのお堂を見て、ピンとこられた方はありますか?
トム・クルーズ さんや 渡辺 謙 さんらが出演した映画「 ラストサムライ 」のロケ地なんですね。
右側が「 大講堂 」です。
圓教寺の本堂に当たるお堂で、学問と修行の場。
左側が「 常行堂 」です。
阿弥陀仏の名を唱えながらひたすら本尊を回る修行の道場だそうです。
そして真ん中は「 食堂 」で、現在は寺宝が展示されており、写真撮影OKでした。
これは、あの 弁慶 の使っていた机だそうです。
弁慶 は、青年時代の一時期をこの書寫山圓教寺で過ごし、その後、京都の五条大橋で 源 義経 と出会うことになるんだそうです。
他の見どころも紹介します
本多家廟所
姫路藩主となった 本多忠政 や、その父・本多忠勝 らのお墓があります。
本多忠勝の墓所は三重県桑名市ですが、ここ圓教寺にもあるんですね。
先ほど紹介した「三之堂」で、食堂の屋根が常行堂の屋根に乗っかっているというか食い込んでいます。こんなの、見たことないですね。
現在、塔頭が六院あるそうですが、そのひとつ「瑞光院」の門です。
苔 がいいですね。
書写山圓教寺を訪れるなら、やはり紅葉の季節がよいでしょうね。
姫路城とセットで。で、あなご料理を食べる。(おすすめ)