黒部宇奈月キャニオンルート
黒部峡谷鉄道の 欅平(けやきだいら)と 黒部ダム の間の工事用ルートが、安全対策を施した上で一般開放されるとのことです。2024年の予定。
黒部宇奈月キャニオンルート は、大部分がトンネル区間とのこと。
仙人谷 で外に出られるようで、もしかしたらここから 裏剱 を望むことができるのでしょうか。前に位置する山で見えないのかな?
前回の記事で少し紹介した「 水平歩道 」は、この欅平から仙人谷までの絶壁をくり抜いたルートです。
この 黒部宇奈月キャニオンルート が開放されると、
富山からアルペンルートで黒部ダムへ、そしてキャニオンルートとトロッコ電車を乗り継いで富山へ帰るという周回ルートが出来上がります。
富山県内で完結してしまいますね。
佐々成政の「 さらさら越え 」
室堂 の ホテル立山 の売店で「 成政の隠し酒 」というのが売られていました。
富山県南砺市の 成政酒造 さんが造られている2年熟成の酒で、アルコール度数19度とのことでした。
旅先のお土産物屋さんで酒コーナーの前をうろちょろするのは私だけ?
この「 成政 」は、佐々成政 のことですね。
織田信長の家来で、柴田勝家の与力として 富山城 にありました。
本能寺の変で信長が討たれると、柴田勝家と共に反秀吉派に、そしてその後、徳川家康に付きます。
成政は、小牧・長久手の戦い で秀吉と織田信雄との間で和議が成立してしまい家康が停戦せざるを得なかった時に、厳冬期の北アルプスを越えて浜松の家康のもとに赴き再挙を促したとされています。
その成政の北アルプス越えを「 さらさら越え 」と言います。
「 さらさら越え 」のルートは、富山城を出発し、剱・立山連峰に入山。
ザラ峠(2,348m)を越えて黒部川を渡り、針ノ木峠(2,536m)を越えて、大町そして松本に至るルートと伝えられています。(上手の①番)
成政が信州を抜けて富山・浜松間を往復したのはほぼ史実で、実際のルートは安房峠を抜ける飛騨ルートなのではないかとされているようです。(②番)
結果は、成政のさらさら越えの苦労は報われず、富山城は大軍の敵兵に迫られて秀吉に降伏することとなります。
「 成政の隠し酒 」は、迷ったけど買いませんでした。
富山市に戻ってから地酒を探そうと思ってね。
でも、ピンとくるものが見当たらなくて、日本酒は買わずじまい。残念。
富山の地酒・・・立山酒造 さんは関西でもよく流通していますね。