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祇園祭の後、貴船の川床料理へ

17日(日)祇園祭の山鉾を楽しんだ後、貴船 川床料理 を食べに行きました。

地域名の貴船は「 きね 」で、貴船神社は「 きね 」と濁らずに読むんだそうです。

それに、「 川床 」ですが、ここ貴船は「 かわどこ料理 」で、京都市内の鴨川べりは「 かわゆか料理 」なんだとか。

貴船 」は濁音?清音?どっちなの?とあやふやで、「 川床 」は両方とも「 かわどこ 」だと思っていました。知らなかったなあ。

 

洛北 京の奥座敷

賀茂川(鴨川)に沿って北に上がると、叡山電鉄貴船口駅付近で道が分かれて、右が鞍馬、左が貴船に通じます。

細い道を更に進むと、左手に 貴船神社 の赤い鳥居が見えてきました。

この辺り「 貴船 」は、古くは「 氣生根 」とも表記されて、氣力の生ずる根源の地であると信仰されてきたそうです。今で言うとパワースポットですね。

そして、貴船神社では、鴨川の源流のひとつでもあることから水の神様が祀られてきたそうです。

また、貴船神社の三社のうち中社の「 結社 」は、縁結びで有名なお社。

平安時代の女流歌人和泉式部が、夫の心変わりに思い悩んだ時に参拝して、歌を捧げ祈ったところ、その復縁祈願が見事に叶ったという逸話からだとか。

もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂かとぞ見る

 

川床料理 右源太

川床料理のお店はたくさんあって迷うのだけど、私たちが入ったのは「 右源太 」というお店です。貴船神社よりまだ上流にあります。

この「 右源太 」を経営されている鳥居家は、昔、貴船神社の社家(神職世襲する家)を務めてきた家とのことです。

(パンフレットから引用)

下は、店の前から下流方面を写した写真。右が厨房の建物。左が川床です。

道はこんなに狭いんです。車がすれ違う場所が何カ所かはあるのだけど、マイカーで初めて来たら分からないのでたいへんだと思います。

料理は、この道を横切って、狭い階段を下りて、川床の席まで運ばれてきます。

この日は昼間にどしゃ降りの雨が降ったそうで、私たちが着いた時は、大急ぎで川床の準備をやり直してくださっている最中でした。

案内された席は、一番下流の二人席でした。

上の写真が、HPで紹介されている料理です。

実際は、先附から水物まで順番に運ばれてきますが、下は前菜です。

他のお客さんが写ってしまうので、川床で紹介できるのは下の1枚だけです。

やっぱり、雰囲気は抜群ですね!

川床は、渓谷に沿って流れる涼風で市内中心部よりも気温が10度ほど低く、天然のクーラーと呼ばれるというのは実感できました。

それに、蚊がいないんですよ。

料理が終わる頃、下手のお店は既に片付けが終わっていました。

京の夏の風物詩「貴船の川床」、大満足でした。

料理は普通(ご免なさい)ですが、雰囲気は抜群です。

10月からは、猪のぼたん鍋に切り替わるそうですよ。

 

翌18日(月)は洛南へ

皇室と関係が深く「御寺(みてら)」と称される 泉湧寺 へ。

多くの天皇の御葬儀が行われ、御陵も造営されているところです。

東福寺塔頭毘沙門堂勝林寺 」の花手水。

SNSでよく紹介されているので、若い女性が多かったですね。

 

暑いし、翌日は仕事だし、お昼を食べて早めに帰ることにしました。

JR京都駅の伊勢丹に行くと、「阿闍梨餅」に長い列ができていました。

「生八つ橋」の方が美味しいし、どこでも並ばずに買えるのにと思いながら、抹茶スイーツのお店「中村藤吉」に行くと、ああ、ここもすごい行列だぁ。

即行あきらめて、違うお店でゆっくりお昼を食べました。

これで1泊2日の京都旅行もお終い。「生八つ橋」買って帰ろ。