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京都嵯峨野 苔庭と青もみじを楽しむ ②(常寂光寺)

祇王寺 をあとにして、二尊院(No.④)へ向かいます。

嵯峨三名跡の一つ 二尊院

二尊院 大覚寺 天龍寺 を加えて 嵯峨三名跡 というのだそうな。

二尊院 という寺名は、本堂に 釈迦如来立像 阿弥陀如来立像 をお祀りしていることに由来するとのこと。

釈迦如来様は、極楽往生を目指す人を此岸から送り(発遺の釈迦)、阿弥陀如来様は彼岸へと迎える(来迎の弥陀)んだそうです。

ここ 二尊院 が有名なのは、総門を入ってまっすぐに続く「 紅葉の馬場 」と呼ばれる参道です。モミジとサクラの木が交互に植えられた紅葉の名所なんですね。

そして背景にある山は、百人一首で有名なあの「 小倉山 」(No.⑤)です。

さあ、蕎麦を食べよう

グーグルマップで調べておいた蕎麦屋団五郎 」さんへ行こう。(No.⑥)

すれ違う観光客もまばらで、ウグイス 四十雀 の鳴き声を楽しみながら、ビール、ビールと心の中で唱える。これも京都散策の楽しみなんだなあ。

私の他には一人客が2人と若い家族が1組。

蕎麦もだけど、揚げたての天ぷらが美味しかったなあ。

店主夫妻も感じのいい方だった。ご馳走様。

常寂光寺 ここも苔と青もみじが素晴らしい!

常寂光寺(No.⑦)の 山門 です。

このあたりでもウグイスが上手に鳴いていましたね。

常寂光寺 という寺名は、仏教における理想郷「 常寂光土 」が由来だそうです。

受付を済ますと、仁王門 があります。

仁王門 をくぐると、本堂 へ上がる石階段です。

その石階段の途中にある苔むした石塔。

本堂の写真は載せていませんが、伏見城客殿の移築とのこと。

本殿の前を左に折れると、こんな感じ。

妙見堂 を過ぎると、多宝塔 へ上がる石階段になります。

多宝塔 開山堂 などをゆっくりと見て 本堂 の裏手で一休みしました。

蛙の声を聞きながら、撮った写真を見返したり、ぼーとしたり。

暑くなくて、観光客もまばらで、時間がゆったりと流れます。

仁王門 の所へ下りてきました。

斜面の苔にやさしい陽が当たって、きれいです。

仁王門 の近くに「 定家山荘跡 」の石碑がありました。

藤原定家 は、鎌倉時代の公家で、「小倉百人一首」や「新古今和歌集」の撰者であり、日記「明月記」は国宝に指定されていますよね。

その定家の山荘「 時雨亭 」がここにあったとのこと。でも諸説あるようで、隣の二尊院にも時雨亭跡がありましたからね。

最後に 常寂光寺 のパンフレットから引用させてもらうと、

秋の紅葉、実に見事ですね! でも人も多いんでしょうね。

今回の嵯峨野散策は 13,483歩 でした。

3カ寺をゆっくりとまわったので、足もあまり疲れませんでした。

さわやかな風が吹いていて、暑さを気にすることがなかったのが良かったです。

ただ、「 あだし野念仏寺 」にまで足を伸ばしておけばよかったとちょっと後悔しています。