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京都、青もみじを楽しんできました

京都まで青もみじを見に行ってきました。

場所は、東山の 南禅寺

ここに、一度行ってみたかった塔頭寺院金地院 」があるのです。

金地院崇伝のお寺

金地院崇伝 は、徳川家康のもとで「 黒衣の宰相 」の異名を取った臨済宗のお坊さん。

家康の求めに応じ、外交から江戸幕府の法律の立案や宗教統制まで一手に担い、辣腕を振るったと言われています。そして、大坂城攻撃の端緒となった京都方広寺大仏殿の鐘銘問題も崇伝の考えによるのだそうです。

その 金地院崇伝 が住職を務めていたお寺さんです。

私がお寺にいた間、一緒になった拝観者は10人もいなかったと思います。

静かで、緑が綺麗で、とってもいい感じ。よかったなあ。

カメラの上手な方ならどのように撮られるのでしょうね。

下の写真は「 東照宮

家康が遺言に残した廟所は、久能山 日光、そしてここ 金地院 だそうです。

この東照宮には、家康の遺髪と念持仏が納められているとのこと。

天井には 狩野探幽 の鳴龍が、欄間には 土佐光起 三十六歌仙の額縁がありました。

このあと庭園の方に下っていくと、「 開山堂 」があります。

その中には下のように金地院崇伝の像が祀られていました。

最後に、方丈前に広がる「 鶴亀の庭 」です。

この「鶴亀の庭」は、金地院崇伝が徳川家光のために、小堀遠州 に作らせた 蓬莱式枯山水庭園 なんだそうです。

方丈の縁側に座ってみると、中央に中国の神山「蓬莱山」、右側に「鶴島」左側に「亀島」(下の写真)が配してあるんだとか。

枯山水の深い知識は全く持ち合わせていないので、説明書きを読んで「ふ~ん」ぐらいしか分からない私だけど、庭をひとり占めして贅沢な時間を過ごすことができました。

 

青もみじの南禅寺

南禅寺 は、鎌倉時代に開かれた臨済宗南禅寺派の総本山です。

足利義満によって、京都五山および鎌倉五山の上に置かれる「五山之上」とされた格式ある大きなお寺さんです。

一般人には、すぐ北の 永観堂 とともに紅葉の見事なお寺として有名ですね。

上の写真は、南禅寺三門 です。

歌舞伎の世界では、大泥棒・石川五右衛門が、この三門の上から満開の桜を見て「 絶景かな 絶景かな 」と言うことになっているそうな。

これは、南禅寺境内の奥まったところにある琵琶湖疏水が流れる「 水路閣 」ですね。

この水路閣の奥に塔頭寺院南禅院 」があります。

今回は入らなかったけど、ここの庭園も素晴らしいですよ。

 

お昼ごはんはお決まりの蕎麦

地下鉄に乗って烏丸五条まで戻る。「 蕎麦の実 よしむら

親子丼とそばの実サラダが付いた ざる蕎麦 。 実に美味かった!

夏日(27℃)だったので、渇いた喉にビールの旨いこと! 旨いこと!

行列ができるのが分かる。また食べたいと思う蕎麦ですね。本店は嵐山です。

 

東本願寺経由で「 龍谷ミュージアム 」へ

東本願寺 」は、浄土真宗真宗大谷派 」の本山です。

御影堂門 の向こうに 京都タワー が見えるように、京都駅に近いところにあります。

下の大きな建物が「 御影堂 」で、宗祖・親鸞聖人の御真影(ごしんねい)が安置されており、ご本尊の阿弥陀如来さんは左隣の「 阿弥陀堂 」にいらっしゃいます。

 

堀川通りを挟んで 西本願寺 と向かい合う場所に「 龍谷ミュージアム 」はあります。

大学博物館ではありますが、仏教総合博物館として一般向けの展覧会もよく開催されています。大きくはありませんが、興味のある人ばかりが来ている感じで、いつも静かにじっくりと観ることができる博物館です。

今回は、春季特別展「 ブッダのお弟子さん 」です。

ブッダを支え最も活躍した 十大弟子 や、涅槃時に後を任された 十六羅漢 に焦点が当てられています。

 

今回の京都歩きは、15063歩でした。

4月の時より人は少なかったですね。

6月は、苔の美しいお寺さんに行こうかと思っています。