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京都 パワースポットめぐり

京都市営地下鉄東西線(地図の紫線)を使い、パワースポット巡りをしてきました。

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御霊会の始まり 神泉苑 No.①

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神泉苑 」は、桓武天皇 大内裏の南東に造営した庭が始まり。

桓武天皇の弟に 早良親王(さわらしんのう)という方がいた。

早良親王は、藤原種継 暗殺の罪に問われた時、断食してまで無実を訴えたが淡路に配流されることとなり、無念にもその途中で亡くなってしまったんだそうな。

そして、平安時代の初めに疫病が流行したとき、その祟りではないかということになって、早良親王を含めた6人の御霊(みたま)を鎮める「 御霊会 (ごりょうえ)」がこの神泉苑で初めて行われたんだそうな。

当時は、政治的失脚などで志ならずに死んだ人々の霊が天災や疫病をもたらすとされており、その霊を鎮める祭事のことを「御霊会」と言います。

 

この「神泉苑」がパワースポットであるもう一つの理由。

弘法大師 空海 が雨乞いの儀式の際にインドから呼び寄せた龍神善女龍王 」が、ここの池に棲みついているからなんだとか。

この龍神善女龍王 」は女神で、日本国中に雨を降らしたもの凄いパワーを持っている龍神なんだだそうだ。

赤い橋を渡るときに、ひとつだけ願い事をとなえると良いそうですよ。

ぬえ退治 鵺大明神 No.②

二条城の北、京都所司代 があったところが、公園になっています。

その公園の北西隅にに小さな社があって、それが「 ぬえ大明神 」。

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ぬえ)」と呼ばれる妖怪をご存知でしょうか。

頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎という妖怪。

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平安末期、度々、黒雲が御所の上空を覆い尽くし、その黒雲から妖しげな鳥の声が聞こえてくる。その不気味な声に悩まされた天皇は、頼政 に退治するように命じられた。そして、頼政が、黒雲目掛けて矢を放つと、雲の中から上のような妖怪が落ちてきたそうな。これが「ぬえ退治」の伝説。

血の付いた矢じりを洗ったとされるのが、下の写真の「ぬえ池」。

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この 頼政 は、実在の人物で、源氏であるのに平清盛の信を得て平氏政権下においても厚遇されていました。しかし、以仁王の平家打倒の挙兵に加わり、宇治平等院で敗死しています。

お昼ご飯 蕎麦で一杯! No.⑥

二条城の東、「 たつ市 」というお蕎麦屋さん。

まず先に出てきた 生ビール のきめ細やかな泡で、このお店、気に入りました!

写真では泡が消えかかっていますが、きめ細やかな泡がこんもりと盛り上がっていて、泡とビールの比率も絶妙。

ざる蕎麦ランチ(1500円)、美味しかったなあ。

蕎麦は勿論、かやくご飯も右上の小鉢の豆腐も美味しかった。満足。

それに、支払いの時に美味しかったですと言うと、よかったらまたお越しくださいって、にっこり。こういうお店、好きです。

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京のお伊勢さん 日向大神宮 No.⑧

日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)は、京都最古の神社の一つ。

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5世紀末頃に、天孫降臨の地「筑紫の日向」の高千穂の峰の神蹟を移したのが興りとされています。

参道には「シャガ」がいっぱい咲いていて、この最後の階段を登り切ると社殿がありました。

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日向大神宮の社殿は、伊勢神宮 と同じく 神明造り で、外宮内宮 に分かれており、内宮には伊勢神宮と同じく「 天照大御神 」が祀られています。

外宮は、瓊々杵尊ニニギノミコト)です。

手前が外宮、奥に小さく見えているのが内宮です。

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境内社には、伊弉諾尊イザナギノミコト)・伊弉冉尊イザナミノミコト)・大国主命オオクニヌシノミコト)・天鈿女命(アメノウズメノミコト)・天手力男命アメノタヂカラオノミコト)・猿田彦命(サルタヒコノミコト)など、神話によく出てくる神様の名前がずらりと並んでいました。すごいなあ。

内宮から更に山道を少し登ったところに、天の岩戸

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この「 天の岩戸 」を通り抜けると、厄と穢れが祓い清められて、福を招くといわれているそうです。少しかがんで一人ずつなら入られる大きさでしたね。

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中に入ると、小さな祭殿がありました。

フラッシュを焚いているので、実際はこんなに明るくありません。

これは、天手力男命アメノタヂカラオノミコト)を祀った 戸隠神社 だそうです。

天手力男命は、天照大御神がお隠れになった天の岩戸を開けたといわれる力持ちの神様ですね。

また、こちらの社殿とは別の尾根には、本当に伊勢神宮の方向を拝む「 伊勢神宮遥拝所 」があるそうです。ちょっと遠くて、私は行きませんでした。

徳川の城だ 知恩院 No.⑨

知恩院 」は、京都東山にある 浄土宗 の総本山です。

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これが三門(国宝)です。う~ん、とにかく大きい!

奈良東大寺南大門より大きく、日本一大きい寺門だそうです。

そして、「 葵の紋 」が目に入りますね。

徳川家康 が、知恩院を京における徳川家の菩提寺と定め、その後の歴代将軍からも厚遇されてきた縁の深さから、知恩院の寺紋 は、徳川家と同じ「三つ葉葵」なんだとか。

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石の階段(男坂)を登り切って、三門を振り返ったところ。

あのでかい三門がこのように見えるのだから(人の大きさからも)、いかに急勾配で大きな石段なのかが分かります。石段の一歩一歩が本当にたいへんでしたよ。

下が 御影堂(国宝)

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この御影堂の中も見学できました。

よく歩いて足も痛くなってきたので、知恩院の北門(黒門)を抜けて帰ろうかな。

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これ、城の石垣だな。お寺には見えないですよね。

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〔最後に〕

紙面の都合上、下記は省きました。

No.③平安宮朝堂院跡,No.④平安宮造酒司跡,No.⑦御金神社

(No.⑤佐々木酒造さんは別記事にしました。)

No.は振っていないけど、豊臣秀吉妙顕寺城跡や東三条院跡 等も。

行きたかったけど、今回は断念したところ。

No.⑩下御霊神社・・早良親王を祀る神社

No.⑪松本明慶仏像彫刻美術館・・コロナで休館中

この日の京都散策、22,656歩でした。

生八つ橋をお土産に買って帰りました。