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国連総会 緊急特別会合

アメリカ・ニューヨークの国連本部で、ロシア による ウクライナ への軍事侵攻をめぐる国連総会緊急特別会合が開かれ、

ロシアを非難し軍の即時撤退などを求める決議

が3日に採択されたことは、皆さんもご存じのとおり。

賛成:141か国

反対:5か国, 棄権:35か国, 無投票:12か国

反対 」は ロシア 以外に、ベラルーシ北朝鮮エリトリアシリア

 

安全保障理事会と違って、国連総会での決議には法的な拘束力がないとのことだが、これだけ多くの国々による決議採択には大きな意義がある。

しかし、ロシアがそれをどう受け止めるかが問題だ

 

グテーレス事務総長は、「決議に寄り添いその目的を達成することが事務総長としての私の責務だ。ウクライナ での敵対的な行為を終わらせ、武器を置き、対話と外交への扉を開くよう求める総会のメッセージは明確だ」と述べられたそうだ。

 

ロシア が相互防衛協定「集団安全保障条約機構」を結んでいる国は5か国とのこと。

ベラルーシアルメニアカザフスタンキルギスタンタジキスタン

いずれも旧ソ連を構成していた共和国だ。

ベラルーシ は反対し、4か国は棄権している。

 

旧「ソ連」といっても若い人の中にはピンとこない人も多いかもしれない。

ソ連」は「ソビエト社会主義共和国連邦」の略称で、英語頭文字では「USSR」と表記されることが多かった。1991(H3)年12月に崩壊。

 

歴史上ロシアと関係の深かった国や、現在、ロシアと友好関係を結んでいる国の中にも、今回の非人道的なロシアによるウクライナ軍事侵攻を止めようと賛成票を投じた国々がいっぱいある。

バルト3国の エストニアラトビアリトアニア も共に賛成。

バルト3国は、ソ連に侵攻・併合されてしまったが、ソ連の崩壊前に独立を勝ち取った国々なので、他のソ連構成国とはちょっと違うし、現在は EUNATO の加盟国でもある。

コーカサス3か国の中の ジョージア も賛成した。

セルビア も賛成票を投じている。

 

ただ、棄権や無投票の国の中には、敢えて「中立」という立場をとり仲介役になろうとする国もあると聞く。

 

2014年のロシアによるクリミア侵攻・併合問題の時に、ロシアの暴挙を認めないという決議案に対しては( 賛成100、反対11、棄権58 )だった。

心ある世界は、その時より強くウクライナを守ろうとしている。

心ある世界の外交的努力が、ウクライナの領土と主権を守り、ウクライナの人々に安全と安心を取り戻すことができると信じたい。

まず、ロシアは直ちに戦闘を停止し、ウクライナから立ち去らなければならない。

 

ウクライナアマチュア無線家とは、22局と交信している。

皆さんの無事を心から祈ります。

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これは ウクライナの第30回独立記念日 を祝う特別記念局だ。