灘五郷
お酒を飲まない方でも、神戸の「灘」が酒どころだとご存じなのではないでしょうか。神戸の東側、六甲山の麓に酒蔵が集まっていて、昔から「 灘五郷 」と言われています。
(灘五郷酒蔵組合HPより引用)
遠くの方がイメージする神戸市は、神戸・元町・三宮のあたりが真っ先に思い浮かぶんだと思いますが、「 灘五郷 」はその東側のエリアです。イラスト地図ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、西側より順に紹介します。
西郷 : 沢の鶴
魚崎郷 : 道灌千代田蔵,松竹梅,浜福鶴,櫻正宗
西宮市の西宮郷 : 日本盛,白鹿,白鷹
テレビCMでもよく見かける全国展開の大手酒蔵が並びます。
御影郷の酒蔵めぐり
コロナの第6波が治まったら行こうと計画を練っている酒蔵めぐりの「プラン1」を紹介します。御影郷 です。
地図の左端に新幹線の新神戸駅と在来線の三ノ宮駅を青囲みしているので、大体の位置は分かって頂けるでしょうか。
灘五郷の酒蔵めぐりには 阪神電車 が便利。
石屋川駅を下りて、まず目指すのは「 神戸酒心館 」(地図①)
ここは、宝暦元(1751)年創業の「 福寿 」さんだ。
平成の初め頃かな、酒蔵見学、料亭、ショップを大々的に初めて、灘五郷ではダントツ人気の酒蔵。ここの料亭「 さかばやし 」で美味しい蔵出しの酒を飲んでみたいとずっと思っていたので、ここからスタートする計画にしました。
「 さかばやし 」にまっすぐ行きたい気持ちを抑えて、まず酒蔵見学へ。
もちろん、酒蔵見学の後半には 試飲コーナー! これが楽しみ!
で、お待ちかね「 さかばやし 」へ。
右から3本目の緑色の瓶「 純米酒 」は、私の定番酒のひとつです。
安くて旨い。普段の晩酌にぴったりです。
選びたい昼のお膳は「 そば膳 」で決まり!
もうここで酔っ払ってしまいそう。
次は、今春オープン予定の「 灘五郷酒所 」へ(地図②)
「 灘五郷酒所 」は2022年春にOPENします。
世界一の酒産量を誇る「灘五郷」の歴史や文化、魅力を世界に向けて発信・継承する場所ができました。
場所は、「灘五郷」の真ん中、御影郷にある500年の歴史が続く 剣菱酒造株式会社 のかつての酒蔵(内蔵)です。
「灘五郷」全酒蔵のお酒を食と共に楽しく呑める場所。
世界最大級のコの字カウンターを舞台に日本酒文化を世界に広く情報発信します。
(灘五郷酒所HPより引用)
剣菱 は室町時代創業の歴史ある酒蔵だ。この剣菱が好きだという人は多いなあ。
この「 灘五郷酒所SET 」いいと思いませんか。
灘五郷の焼き印が押された木枡で、好みの日本酒を選んで飲めるそうだ。また、トレーは麹造りの工程で使われていた麹蓋を活用したものとか。
灘五郷全26蔵の飲み比べができるそう。行くぞ-!
最後は「 白鶴酒造資料館 」へ(地図③)
御影駅の北側に 御影クラッセ という商業施設があって、その中に「 白鶴御影MUSE 」(地図④)というショップがある。試飲スペースもあるらしく、お土産を買って帰るだけならこちらでもよいと思う。
この「 白鶴酒造資料館 」は、昭和40年代中頃まで実際に清酒醸造に使われていた本店壱号蔵を改造して開設したとのこと。
昔ながらの酒造工程をそのまま保存してあるので、酒造りの行程を勉強するならぴったりの場所。入館無料。売店はありますが、試飲コーナーはありません。残念。
で、住吉駅まで歩いて阪神電車で帰路につくというのが「プラン1」です。
でも、こうやってブログ記事におこしてみると、逆回りの方がいいかなあと思い出しました。最後に「 白鶴酒造資料館 」をもってくると、酔っ払ってしまっていてしっかり見ないような気がする。絶対そうやなあ。
「プラン2」は 魚崎郷 の酒蔵めぐり。近いうちに紹介しようと思っています。