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静かな京都歩き その2 ~ 京都山科 ~

京都市街の南東に東山連峰を隔てて「 山科 」というところがある。

お目当ては、紅葉の名所「 毘沙門堂 」と、豊臣秀吉の 醍醐の花見 で有名な「 醍醐寺 」。

護法山出雲寺 毘沙門堂門跡

大宝3年(703)、行基 により上京に開かれた古刹。中世以降のたびかさなる戦乱で荒廃したが、天海僧正 後陽成天皇の勅命によりこの地に再興したとのこと。以来、代々法親王が入室されて 門跡寺院 となる。ご本尊は、伝教大師最澄 作の 毘沙門天 延暦寺根本中堂のご本尊 薬師如来 の余材を持って刻まれたという。天台宗のお寺。

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本殿で寺の縁起などの話を聞いた後、霊殿や宸殿を見学。外向きだけ写真に収めてきた。

下は、霊殿から「 高台弁財天 」を望む。太閤秀吉の母、大政所が大阪城内で念じ、北政所高台寺で祀られた 弁才天 を当地に勧請したものらしい。

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続いて「 勅使門 」へ。行幸、勅旨の代参、門跡門主の晋山式の大事以外は一切開門されないという檜皮葺の門だ。

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ああ、期待していた紅葉とは違う! ちょっと、がっかり!

こんなのを期待して来たのに。早すぎたなあ。

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世界文化遺産 醍醐寺

貞観16年(874)、空海の孫弟子 理源大師聖宝 が醍醐山上に草庵を営んだのに始まる古刹。慶長3年(1598)、豊臣秀吉がその最晩年にここ醍醐寺三宝院裏の山麓において催した花見の宴「 醍醐の花見 」で有名。また、明治の廃仏毀釈のときも守り抜いてきた寺宝は、国宝や重要文化財の指定を数多く受けて、古都京都の文化財として 世界文化遺産 に登録されている。

三宝院(庭園は特別史跡特別名勝

三宝は、醍醐寺座主の居住する本坊で醍醐寺の中核だ。

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唐門

門跡寺院としての三宝院にあって、朝廷からの使者を迎える時だけに扉を開いたとされる 勅使門 。平成22年に桃山時代の壮麗な姿に修復されている。国宝。

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五重塔

醍醐天皇の菩提を弔うために、朱雀天皇が着工、村上天皇の天暦5年(951)に完成した、京都府下で最も古い木造建築物 だそうだ。国宝。

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不動堂・護摩道場

不動明王など五体の明王が安置されるお堂の前の護摩道場では、柴燈護摩が焚かれ、世界平和など様々な祈願を行っているそうだ。

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大伝法院

観音堂を中心に広がる、林泉及び弁天堂、鐘楼、伝法学院等を総称して 大伝法院 と呼んでいるそうだ。これら諸堂は、醍醐天皇一千年御忌を記念し、昭和5年に造築されたらしい。

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弁天堂の側にある阿闍梨寮「寿庵」という休み処で、しばし休憩。

抹茶と和菓子セットをいただきながら、お店の人と話し込む。今日も人があまり多くないので、お店の人も話に応じてくれる。

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2週続けて京都一人歩き。今日は、17000歩、歩いた。

朝は冷え込んだが、ゆったりとした気分になれたなあ。

山科の駅前の「 餃子の王将 」でエネルギーを充填して、帰途につく。

そうそう、「 餃子の王将 」は京都が発祥の地ですよ。

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