〔2020.7.12.記事に、2021.1.31.に続いて加筆〕
文化二年(1805)創業という酒蔵。
兵庫県道23号三木宍粟線の前之庄交差点を北に入る。道路左側に販売店舗、右側に駐車場がある。
今回、お店の写真を撮らせていただいた。
おすすめは「 純米吟醸 雪彦山 無ろ過原酒 」4合瓶で1980円。
「濃い」味わい。播磨の地酒で一番おいしいと思う。ちょっと高いけどね。
山田錦で精米歩合は60%、アルコール分は18度。冷蔵庫で冷やして飲む。
〔2021.1.31.追記〕その他の雪彦山
ラベルでは「上品な酒香、まろやかで奥深い味わいに愛山ならではのしっかりとした力強い旨味。そして辛口のスッキリ感が後を締める。」と紹介されている。
ラベルでは、「山田錦を祖先に持つ幻の酒米「愛山」」と紹介されている。因みに「愛山」は「あいやま」と読むようだ。酒米も麹も酵母も全て播磨産なんだとか。
私は、両方ともH29年4月瓶詰めのものを買っている。
現在、蔵元のHPでは「愛山1801」は載っているが、「播磨古今」は見当たらない。
ラベルでは、「毎年、ひとつの挑戦を行い、希望が見えれば商品化、見えなければ、一度限りの仕込みとなります。いわゆる「試験醸造」をやってみることにしました。名付けて「壺坂トライヤル」。」と紹介されている。
私が買ったのはH30年1月瓶詰めのものだが、現在、HPを見てみると「壺坂TRIAL 3RD」が売られている。
私が買ったものの酒米は五百万石だったけど、「3RD」では「辨慶」という酒米になっている。この酒米「辨慶」は、昭和初期の播磨地方でエース米だったものを2018年に兵庫県夢前町で復活させたものなんだとか。
〔2021.4.24.〕
今回は、ゴールデンウィーク中の酒を買いに、奥播磨の下村酒造店とハシゴした。
「 呼應一〇〇年 」 新しいのが出ていた!
「百年前の日本酒を復活させる」という試みとのこと。上記の酒米「辨慶」に、ここの江戸時代創建の酒蔵の蔵付酵母を用い、昔ながらの技法で醸した酒だそうだ。
この蔵元は小さいのだけど、いろいろなことに挑戦されていて、時々蔵元にお邪魔すると、上のような酒に出会うことができる。
今回、花酵母を使った「 純米吟醸 雪彦山 夢なでしこ 」というのを目当てに行ったのだが、全く新しい酒に出会うことが出来た。だから蔵通いは面白い。